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藍染について

藍染は古くからある染色方法です。
通常、革は酸性染料を使い、ドラムでロットをまとめて染色します。一方で藍染は、天然の藍を使用して一枚ずつ手で染めていきます。藍染は空気に触れる事で色が変化していきますが、一回の染めでは染まらず、何度も重ねていく事で色の深みが増していきます。
布や糸を染色する際には絞って水分を切る事が出来ますが、クロコダイルの場合そうは行きません。堀内貿易は伝統的な手法をクロコダイルで表現するために研究に研究を重ね、均一で美しいブルーを表現する事に成功しました。

縹(HANADA)

藍染の色目は48色あると言われています。最初の1回目の染めは非常に薄い水色で「藍のぞき」というそうです。そこから回数を重ねていくと、ネギの葉のような緑がかった青色になり「浅葱色」、更に繰り返し染めていくと「縹」、青味が少しずつ強調されてきます。

藍(AI)

更に染重ねていくとジャパンブルーでおなじみの鮮やかなブルー「藍」⇒「紺藍」⇒と紫味を帯びた紺色へ変化していき、「留紺」が藍染で表現できる一番濃い色目となります。

紺藍(KONAI)

堀内貿易では「縹」「藍」「紺藍」の3色のラインアップにてご案内しております。一枚一枚丁寧に染色しお届けします。(手染めであるため季節や温度・湿度により若干発色の差が出る可能性がありますがご了承ください。)